能登地震で損傷の遊園地、新アトラクション2基設置へ 60周年前に
能登地震で損傷の遊園地、新アトラクション2基設置へ

来年で開園60周年を迎える石川県能美市のレジャー施設「手取フィッシュランド」で、新たに2つのアトラクションを設置する計画が進んでいる。能登半島地震で2つのアトラクションが損傷し、撤去されたことを受けた対応だ。

地震で人気アトラクションが損傷

手取フィッシュランドは1967年に釣り堀として開業。1980年代からジェットコースターなどのアトラクションを設置し、遊園地となった。飲食店やペットショップも併設され、2004年にはウルトラマンショーなどを開催する「ウルトラマンスタジアム」がオープン。親子連れを中心に人気を博してきた。

入園は無料で、乗り物や釣り堀の料金のみが必要。年間約20万人が訪れている。

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2024年元日の地震では、休園日で人的被害はなかったものの、人気アトラクション「モンスター」と「アストロスインガー」が被害を受け、今年3月までに両方とも撤去された。利用客からは「なくなって悲しい」「これが一番好きだった」などの惜しむ声が上がった。

再開への決意と新アトラクション

辻本勝彦社長は地震直後、家族を亡くしたり避難生活を送っている人がいる状況での施設再開について、「喜びを提供する仕事をすることが悪いことのように感じてしまう」と迷いがあったという。それでも「元気がある人が元気を届けていかないとだめだ」と考え、地震から約2週間後に再開した。

今年9月には回転するゾウ型の乗り物「アラビアンメリー」、来年5月には上下に揺れながら高速で回転する「スーパージャンパーライド」がお目見えする。費用は計約2億円で、大半が自己資金と国の補助金、クラウドファンディングも活用する。

同園のSNSには「いつまでも続いてほしい」「思い出が詰まった場所を応援するのは地元民としても当然」といった激励のメッセージが届いた。

長い歴史を持つ同園には、かつての利用客が父母や祖父母となって子どもたちを連れて再来するようになった。辻本社長は「来てくれる人が応援しているから今がある。みなさんの思い出がある場所をまだまだ続けていきたい」と話している。

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