ナフサ不足でトイレ改修工期3カ月延長、交野市の施設5か所使用不能に
ナフサ不足でトイレ改修工期3カ月延長、交野市

大阪府交野市は3日、同市私部にある文化施設「青年の家」のトイレ改修工事の工期を10月末まで3カ月延長すると発表した。中東情勢の影響でナフサ(粗製ガソリン)由来の原材料が不足し、工事に必要な塩化ビニル管(塩ビ管)の調達が困難になっているためだ。

2施設でトイレ7か所中5か所が使用不可に

同じ敷地内にある体育施設「武道館」でも10月からトイレ改修工事が始まる予定で、両工事の工期が重なる。そのため、10月から約1カ月間は両施設合わせて計7か所あるトイレのうち、5か所が使用できなくなる見通しだ。

市はこの事態を受け、洋式トイレ4室と多目的トイレ1室を備えた移動式水洗トイレ「トイレトラック」1台を9月頃から敷地内に配備し、利用者の不便を軽減する方針を示した。

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交野市の担当者は「塩ビ管の納期が未定で、工事の再開時期も見通せない。利用者にはご迷惑をおかけするが、トイレトラックでしのぎたい」とコメントしている。

ナフサ不足の背景

ナフサは石油精製過程で得られる粗製ガソリンで、プラスチックや合成樹脂の原料となる。中東情勢の緊迫化により供給が不安定化し、塩ビ管などの樹脂製品の価格高騰や納期遅延が全国各地で発生している。

交野市は2026年度当初予算で青年の家と武道館のトイレ改修費を計上していたが、資材調達難により計画の見直しを余儀なくされた。市は「工事完了後は快適なトイレ環境を提供できるよう努める」としている。

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