2006年8月に福岡市東区の海の中道大橋で起きた飲酒運転事故で、幼い我が子3人を失った母、大沼かおりさん(49)が21日、大阪市中央区で講演し、悲しみや苦悩などを語った。
講演は大阪府社会福祉協議会の主催で、社会福祉士など約40人が参加した。
罪悪感と新たな命
大沼さんは事故後、自身が助かってしまったとの罪悪感を抱えてきたと明かした。その上で、事故翌年に次女・愛子さん(18)が生まれたことを振り返り、「腕の中にいる命の尊さを思うと、真っすぐな気持ちで心から喜ぶ自分が嫌いだった」と述べた。
「ありのままの自分で」
また、事故後に4人の子どもを授かったものの、「ありのままの自分で生きていこう」と思えるまでには時間がかかったという。大沼さんは「7人は誰一人、欠かすことができない大切な子どもたち。これからも同じだけ、名前を呼び続けたい。名前を呼ぶ度、一人一人の笑顔が浮かび、私の心の中で生き続ける」と話した。



