連日の猛暑に見舞われた各地で23日、熱中症による救急搬送が相次ぎ、徳島県では男性の死亡が確認された。24日も東海や近畿を中心に厳しい暑さが続く見込みで、気象庁などが熱中症警戒アラートを出して注意を呼びかけている。
60歳代男性が死亡、各地で酷暑日
徳島県は、同県牟岐町の60歳代男性が熱中症の疑いで死亡したと発表した。地元の消防によると、23日午前9時30分頃、男性が自宅近くで倒れているのを訪問看護で訪れた女性が発見し、119番した。心肺停止の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。
東海地方は、最高気温が40度を超えて酷暑日となる地点が続出した。愛知県豊田市では40.8度を観測し、県内では午後2時までに59人が熱中症で救急搬送された。三重県桑名市でも40.7度となり、2日連続の酷暑日となった。
東京都内も気温が上がり、府中市で最高気温が39.3度に達した。東京消防庁によると、都内で23日に熱中症の疑いで救急搬送された人は午後9時現在で248人(8~97歳)となり、うち3人が重篤で、17人が重症という。
屋内でも熱中症リスク、専門家が注意喚起
各地で猛烈な暑さが続く中、外出時だけでなく、屋内でも熱中症になるリスクが高まっている。専門家はこまめな水分補給などの対策を呼びかけている。
気温や湿度が高くなると汗をかいても蒸発せず、体に熱がこもりやすくなる。こうした状態が続くと熱中症になる。めまいや筋肉のけいれんなどが起きるほか、重症化すると意識を失うこともある。
予防するには、最低でも2~3時間に1度は水分補給し、寝る前にもコップ1杯程度の水を飲むのが望ましい。発汗で失われる塩分についても、塩あめなどで補給する必要がある。不調を感じた場合は、冷房が利いた室内や日陰に移動し、首やわき、脚の付け根などを冷やすことが重要だ。
住居での発生が最多、エアコン使用を
総務省消防庁によると、今月19日までの1週間に熱中症で救急搬送された人のうち、発生場所別では住居が約4割と最多だった。熱中症対策に関する著書がある清益功浩医師は「電気代を節約するためエアコンを切ったまま寝ると熱中症になるリスクがあり、特に高齢者は注意が必要だ。屋内では夜間や就寝中であってもエアコンを使って室温を下げてほしい」と指摘する。



