ローソン、クマ対策を強化 注意喚起シールやドローン活用も検討
ローソン、クマ対策強化 注意喚起シールやドローン活用も

ローソンは2026年7月14日から、クマ対策を強化する新たな取り組みを開始した。全国の一部店舗約2800店(北海道と沖縄を除く)を対象に、注意喚起シールを掲示するほか、ドローンによるパトロールの導入も検討する。

注意喚起シールで来店客に注意促す

シールには「家庭ごみを持ち込まないで」「店外にポイ捨てしないで」「ドアを開け放さないで」といった注意喚起に加え、「危険を感じたらすぐ店内へ!」というメッセージが記載されている。これらのシールは店舗のガラス面などに掲示される。

また、クマよけスプレーを設置する店舗も増やす。対象は北海道、東北、北関東を中心とした全国の一部店舗約1000店舗で、2025年10月末時点では約100店舗だった配備数を大幅に拡大する。あわせて、2025年に策定した「クマ対策に関する基本方針」の内容も更新し、全店舗に配信する。

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ドローンとKDDI連携で迅速な現場確認

さらに、ローソンはKDDIやドローン事業を手掛けるKDDIスマートドローン(東京都千代田区)と連携し、店舗へのドローン配備も検討する。通報があった際にドローンで迅速に現場を確認するほか、夜間を含む周辺の監視や住民の安全確保につなげる運用も視野に入れている。

ローソンの広報担当者は「クマの出没が増加している地域を中心に、より実効性の高い対策を講じる必要がある。ドローンによる上空からの監視は、特に夜間の安全確保に有効だと考えている」と述べている。

ファミリーマートもオオカミ型ロボット導入

ファミリーマートもクマ対策を強化している。同社は6月24日、群馬県桐生市の店舗で、オオカミ型の害獣撃退装置「モンスターウルフ」の実証実験を開始した。この装置は、赤外線センサーでクマなどの接近を検知すると、50種類以上の威嚇音をランダムに再生し、赤色と白色のLEDを点滅させて害獣を追い払う仕組みだ。

あわせて、クマ撃退スプレーも約300店舗に追加配備している。ファミリーマートは2025年6月17日から、群馬県桐生市の店舗でモンスターウルフの設置を始めており、効果を検証した上で他地域への展開を検討する。

小売業界全体でクマ対策が加速

ローソンとファミリーマートの動きは、全国的にクマの出没が増加していることを受けたものだ。環境省の統計によると、2025年度のクマによる人身被害は過去最多を記録しており、小売業界では店舗や顧客の安全を守るための対策が急務となっている。

ローソンは今後も、KDDIとの連携を深めながら、最新技術を活用したクマ対策の実証実験を進める方針だ。

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