安曇野の土石流で400人孤立、仮設橋で一部下山
安曇野の土石流で400人孤立、仮設橋で一部下山

長野県安曇野市で8日夜、土石流が発生し、県道にかかる橋が流された。この影響で、山小屋や温泉宿の宿泊客ら約400人が一時孤立状態となった。県道は北アルプスの燕岳(つばくろだけ、2763メートル)の登山口につながる唯一の道路で、けが人は確認されていない。

仮設橋で一部下山

9日午後には仮設の橋が架けられ、40人以上が徒歩で渡って下山した。しかし、車は通行できず、応急復旧には1~2週間かかる見通し。

安曇野市によると、土石流が発生したのは県道槍ヶ岳矢村線。8日夜に雨が降り、規制雨量を超えたため、午後8時半から一部区間が車両通行止めとなった。県や市がパトロール中に土砂崩れや橋の流失を発見した。

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孤立地域の状況

県によると、孤立地域には宿泊施設が3か所あり、9日午後2時時点で従業員も含めて計267人が滞在。仮設の橋を渡った人は、市が用意したバスでJR穂高駅などに向かった。

東京から訪れていた寺務員の男性(47)は、燕岳山頂付近の山小屋から下山して仮設の橋を渡ったといい、「大きな橋が崩落していて恐ろしかった。何とか下山できて本当にありがたかった」と胸をなで下ろした。

長野地方気象台によると、8日夜は暖かく湿った空気が流れ込んで大雨が降り、安曇野市では9日午前1時50分までの12時間で78ミリの降水量を観測した。

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