熊本地震で自宅が損壊した被災者向けに、熊本県と熊本市の公営住宅の入居申し込みが6日、それぞれ始まった。被災者は早速窓口を訪れ、申し込んでいた。
県は、自宅が半壊以上の被災者に熊本市、水俣市、菊陽町にある県営住宅計29戸を先着順で案内する。追加提供も検討している。県南部の被害が大きいことから、受け付けは県営住宅管理センター(熊本市中央区)に加え、電話でも行っている。熊本市は市営住宅59戸を提供する。
窓口には開設前から被災者
この日同センターには、午前9時の窓口開設の前から被災者の姿があった。開設後は申し込みの電話も鳴り続けていた。
熊本市の会社員の女性(52)は、芦北町で被災した両親の代わりに午前7時頃から待っていたといい、水俣市の住宅の鍵を受け取ると、「父は介護が必要なので避難所生活は心配。これで両親も安心できる」とほっとした様子で話した。自宅の壁が損壊したという宇土市の女性(52)は「夫は車いすを利用しているので、早く新しい住まいを見つけたい」と語った。
住宅被害は計1万5318棟
熊本県によると、6日午前7時半現在、県内の住宅被害は計1万5318棟で、全壊699棟など。避難所などへの避難者は6899人。



