栃木県上三川町の住宅で住人の69歳女性が殺害された強盗殺人事件で、横浜家庭裁判所川崎支部(幅田勝行裁判長)は17日、強盗殺人などの非行内容で家裁送致された少年4人のうち、川崎市に住む16歳の少年について横浜地検川崎支部に検察官送致(逆送)する決定を出したと明らかにした。決定は16日付。
事件の概要と少年の関与
決定によると、少年は他の少年3人(いずれも強盗殺人などの非行内容で家裁送致)や、現場の指示役とされる竹前海斗容疑者(28)とその妻・美結容疑者(25)(強盗殺人罪などで起訴)らと共謀。2026年5月14日、住宅に侵入して金品を物色した。住人の女性をバールで殴打し、さらにナイフで多数回突き刺して殺害。さらに女性の息子らも殺害しようとして重傷を負わせたとされる。侵入直前には飼い犬がほえないよう、ナイフで刺して殺したとされている。
家裁の判断と少年の供述
家裁は「生命の重さを顧みない凄惨な犯行」と指摘。少年は「他の少年から暴行され、実行しなければ殺されるかもしれないという恐怖心を抱いた」と供述しているが、家裁は「結局は自己保身のため思考を停止し、成り行きに任せて犯行に及んだ」と述べ、逆送を決定した。
事件の背景と今後の展開
この事件は、複数の人物が押し入り3人が殺傷されたもので、背後に「匿流(とくりゅう)」と呼ばれる指示役の存在が浮上している。少年は逆送により、今後検察官による捜査が行われ、刑事裁判に付される可能性がある。他の少年3人については、家裁での審判が続く見通し。



