高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が花火大会の観覧場所として人気だったが、近年は安全対策や混乱防止のため封鎖されるケースが増えている。長岡大花火大会では、閉鎖時間以前に駐車していた車両もすべて本線に戻され、展望デッキなども終日にわたって立ち入り禁止とする完全閉鎖が実施されている。今年も同様の措置が取られることが発表されている。
諏訪湖SAも完全シャットアウト
大津SAと並ぶ花火見物の名所だった中央道の諏訪湖SAも、毎年8月中旬に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」の観覧に最適な場所だったが、コロナ明けの2023年からNEXCO中日本が混乱防止や安全対策のため事前に「諏訪湖SAでの花火観覧はできません」と呼びかけている。翌24年からは「完全シャットアウト」として、テラス部を含むSA内の外柵にオレンジ色のネットを張り巡らし、視界に花火が入ってこない措置を実施。午後6時にはSA入り口を封鎖して、立ち入りすらできないようになった。当時のSNSには、「諏訪湖SAから信州そばを食べながら花火見るのがよかったのに見れなくなっちゃったか」などの残念がる声が溢れた。
隅田川花火大会では首都高の通行止めも
関門海峡花火大会の見物ポイントである関門道のめかりPA(上り線)と壇之浦PA(下り線)も、当日(今年は8月13日)はほぼ全日にわたり展望デッキ(壇之浦PAはウェルカムゲートも)を閉鎖するほか、15時から21時までは全面閉鎖となり一切入れなくなる。全国的にも知られる隅田川花火大会(今年は7月25日に開催)では、首都高速の向島線にある駒形PA(上り線)の閉鎖のみならず、向島線のほぼ全線にあたる堀切JCT~両国JCT(JCT=ジャンクション)も花火大会の前後に通行止めとなる。
かつて花火はそれほど苦労なく比較的自由に、そして無料で鑑賞できた夏の定番イベントだったが、今では相当下調べをし、早めに有料観覧席を予約しなければ見ることが難しくなってきている。



