海中から遺体発見、行方不明の作業員か
神奈川県警は17日、川崎市川崎区のJFEスチール東日本製鉄所敷地内で4月に発生した大型クレーン解体作業中の事故現場近くの海中から、身元不明の遺体を発見したと発表した。遺体は男性とみられ、県警は行方不明となっている40代の男性作業員の可能性があるとみて詳しく調べている。
県警捜査1課によると、遺体は重りが落下した地点に近い水深17メートルの海中で、堆積したがれきに埋もれた状態で見つかった。16日に捜索中のダイバーが発見し、17日午後に海中から引き揚げられた。遺体は作業着のような衣服を着ていたという。
事故の経緯と重りの仕様
事故は4月7日に発生。転落した作業員5人のうち3人が死亡、1人が負傷し、1人が行方不明となっていた。県警は業務上過失致死傷の疑いで、重りが落下した原因などを調査している。
落下したのはクレーンのバランスを取るための円筒形の重りで、長さ約9メートル、直径6メートル。内部はコンクリートで、重さは約500トン。事故に巻き込まれた5人は、重りを軽くしてクレーンから取り外すため、上部から重機などで内部のコンクリートを掘削・取り出す作業に当たっていたとみられる。落下した重りは床の鉄板を突き破り、海中に落ちていた。



