記録的な豪雨の被害に乗じた悪質商法が広がる可能性があるとして、千葉県警や県内の各自治体が注意を呼びかけている。ロードサービスや住宅修繕などで高額な請求を受ける事例が報告されており、すでに複数の相談が寄せられている。
レッカーキャンセルで約7万円請求
千葉市消費生活センターによると、市内の50代女性が豪雨で車が水につかったため、インターネットで見つけたレッカー業者に移動を依頼。その後、走行可能とわかりサービスをキャンセルしたが、約7万円のキャンセル料を請求された。女性は現金で支払ったものの、高額すぎるとして市に相談。クーリング・オフが適用される可能性があり、返金を求めて業者と交渉中という。
車が故障した場合は、まず契約している保険会社に問い合わせることが推奨されている。料金に納得できない場合はその場で支払わず、同センターや近くの警察署に相談するよう呼びかけている。
県警も警戒強化、過去には170件超の相談
これまでの台風や大雨の災害でも、被害に便乗した悪質商法が横行。令和元年に千葉県を襲った台風では、県警に170件以上の相談が寄せられた。市町村や保険会社からの依頼と偽って家屋調査を行い、修理契約を迫るケースも確認されている。
今回の豪雨では、県警にすでに料金請求に関するトラブルの相談が数件寄せられている。県警生活安全総務課の担当者は「今後、悪質商法のほか、寄付金を募る詐欺や、被災者の身内を装って現金を要求する詐欺の増加も懸念される。悪質な違法行為は厳正に対処する」と述べている。



