クマ被害防止へ、わな研修会に約80人が参加
ツキノワグマによる被害を防ぐため、クマ捕獲用のわなに関する研修会が10日、岐阜県美濃市の県中濃総合庁舎で開かれた。市町村の職員や猟友会の会員ら約80人が受講し、専門家からわなの選び方や使い方などを教わった。
講師は県野生動物管理推進センターの森智基特任助教
研修会では、県野生動物管理推進センター特任助教の森智基さん(34)が講師を務めた。森さんは、わなには檻(おり)とドラム缶の2タイプがあると説明。檻タイプは、かかった動物の大きさや頭数を確認しやすく、猟銃で仕留めやすい利点がある。一方、ドラム缶タイプはクマが損傷しにくく、人力での持ち運びが可能なため、車が入りづらい場所に設置でき、移動放獣にも向いているという。
設置場所やエサの種類、見回り時の装備も解説
このほか、わなの設置場所を選ぶポイント、誘引用のエサの種類、見回り時に必要な装備なども説明された。また、危険を回避するための注意点として、わなを設置した場所の見回りは複数人で行うことや、臭いや物音、鳴き声など普段と異なる状況がないかを確認することを強調。クマ撃退スプレーは、ロックを外していつでも使用できる状態にしておくことなど、「細心の注意を払う必要がある」と話した。



