根室市で藻大量発生、全域1万2000戸断水 自衛隊派遣へ
根室市で藻大量発生、全域1万2000戸断水
北海道根室市で23日に水道の断水が発生し、24日午前には市内ほぼ全域の約1万2000戸にまで拡大した。道は同日、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

原因は水源の沼での藻大量発生

道によると、水源の沼で藻が大量発生したことが原因で、暑さによる水温上昇の影響とみられる。市の浄水施設は市内に1か所で、2か所の河川のほか、1か所の沼から取水している。沼で増殖した藻が取水パイプを通じて浄水施設に流れ込み、汚れを浄化する「ろ過池」が目詰まりしたという。

給水所に長い列、解消は25日以降見通し

断水は一部地域で解消しつつあり、25日には全域で解消される見通し。取水を川からに限定し、施設を洗浄したことで、断水は解消に向かっている。市は断水を受け、市内9か所に臨時の給水所を設置。24日早朝には水を求める市民で長い列ができた。夫婦で列に並んでいた60歳代男性は「自宅で親の介護をしているので、トイレの使用や飲み水のために水を提供してくれて助かるが、給水に1人数分もかかるのはなんとかならないのか」と困惑した表情だった。