東日本大震災から15年、復興事業の進捗率は90%超に
震災15年、復興事業進捗率90%超

東日本大震災の発生から15年となる2026年3月11日を前に、復興庁が公表した最新のデータによると、復興事業の全体進捗率は92.3%に達した。これは、住宅再建やインフラ整備などの主要プロジェクトがほぼ完了したことを示している。

住宅再建はほぼ完了、しかし人口流出は続く

住宅再建については、災害公営住宅の整備が99.8%完了し、被災者向けの仮設住宅からの移行もほぼ終了した。しかし、被災地の人口は震災前と比較して約12%減少しており、特に若年層の流出が顕著だ。復興庁の担当者は「物理的な復興は進んだが、地域の活力を取り戻すにはさらなる対策が必要」と述べている。

産業復興は道半ば、雇用創出が課題

産業面では、水産加工業や観光業の復興が進む一方で、製造業の拠点移転などにより雇用機会が減少している地域もある。復興庁の調査では、被災地の有効求人倍率は全国平均を下回る1.12倍にとどまっている。地元経済団体の代表は「震災前の水準に戻すには、新たな産業の誘致が必要」と指摘する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

防災意識の継承が新たな課題に

震災の記憶を風化させないための取り組みも重要だ。宮城県気仙沼市では、震災遺構の整備や語り部の育成が進められているが、高齢化により担い手不足が懸念されている。同市の教育委員会は「小中学校での防災教育を強化し、次世代に教訓を伝える必要がある」と話す。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ