津市の三重県総合博物館で、特集展示「戦争と三重」が開かれている。今年は戦意高揚に使われた言葉やデザインをテーマにした約25点を展示している。23日まで。入場無料。
「写真週報」の変遷
1938年から発行されていたグラフ雑誌「写真週報」は、発行当初は子どもの絵を多用していたが、太平洋戦争後半になると「撃ちてし止まむ」などスローガンを前面に押し出すようになり、余裕が失われつつある様子がわかる。
日用品にも及んだ戦意高揚
ほかにも軍用機をデザインした子ども用ちゃんちゃんこや、兵隊を描いた産着、「愛国」と書かれた箸袋などが展示されている。
担当者の思い
博物館の担当者は「太平洋戦争が終わってから81年がたとうとする中、体験者はほとんど生存者がおらず、話を聞く機会は乏しい。日用品にまで『愛国』や『報国』と書いて、頭に植え付けようとしていた時代があったことを知ってほしい」と話した。



