神奈川県逗子市で2022年、米兵が路上で無差別に体当たりし男女4人に重軽傷を負わせた事件を巡り、民事訴訟で確定した賠償金約1650万円が被害者側に全額支払われる見込みになったことが20日、分かった。被害者と代理人弁護士が横浜市内で記者会見して明らかにした。
米兵帰国後、賠償金支払いの目途
代理人弁護士によると、米兵のクリーガー・ダニエル氏(33)は民事の判決前に米軍の異動で帰国。被害者は確定した損害賠償額を受け取れない見込みになっていた。その後、米軍が一部を支払い、残りは日本政府が見舞金として負担する。
事件の経緯と判決
民事の判決によると、事件は22年7月9日夜に発生。当時米海軍横須賀基地所属だった米兵が、逗子海岸近くの路上を歩いていた4人に次々に体当たりしたり蹴ったりし、骨折などのけがを負わせた。25年4月に横浜地裁が賠償を命じた。
刑事では神奈川県警が傷害容疑で米兵を書類送検し、同罪で懲役2年4月、執行猶予4年の判決が確定している。



