繁華街で女性に声をかけ、キャバクラなどで働くよう勧誘する「スカウト」として逮捕される大学生が増えている。警視庁は、今年1~6月に東京都迷惑防止条例違反(勧誘)の疑いで逮捕した男性49人(昨年同期比22人増)のうち、大学生が10人(同7人増)に上ったと6日発表した。
逮捕された大学生の大半は都内や埼玉の大学に通う
生活安全特別捜査隊によると、逮捕された大学生の大半は、都内や埼玉県の大学に通っていた。「同級生に誘われた」「気軽に稼げると思った」などと話す学生が目立ち、「スカウトが主人公の漫画を見て自分もやろうと思った」という学生も複数いたという。
検挙人数は昨年の1年間を既に上回るペース
スカウトの検挙人数は、昨年1年間で60人だったのに対し、今年は1~6月の逮捕者だけで既に49人に上った。49人を年代別にみると、20代が30人で最も多く、10代が8人で続いた。場所別では、新宿・歌舞伎町が31人で半数以上を占めた。逮捕された49人の組織的なつながりがあるかどうかは、明らかになっていない。
山内大・生活安全特別捜査隊長は「アルバイト感覚で安易に手を出し、逮捕されて初めてことの重大さに気づく人も多い」として、違法なスカウト行為に加担しないよう呼びかけている。



