先月就任したばかりの英国のアンディ・バーナム首相が、米ホワイトハウスのスージー・ワイルズ首席補佐官になりすました人物とメッセージをやりとりしていたと、17日に複数のメディアが報じた。
偽の相手と数通のメッセージ
匿名の情報筋を引用して最初に報じた米ニュースサイト「ポリティコ」によると、バーナム氏は相手をワイルズ氏本人だと信じ、「数通のメッセージ」を送った。その後、不審に思うようになったという。やりとりの手段や日付、内容は明らかになっていない。
首相官邸は否定せず
バーナム氏は先月20日、キア・スターマー氏の後を継いで首相に就任した。首相官邸の報道官はメッセージのやりとりについては否定せず、「国家安全保障に関する問題についてはコメントしない」と述べた。
過去にもなりすまし被害
英国の著名政治家がこの種のなりすまし被害に遭うのは、バーナム氏が初めてではない。2024年には、当時外相だったデービッド・キャメロン氏が、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ元大統領になりすました人物とビデオ通話を行った際の映像を、英政府が公開した。英外務省は当時、なりすました人物らが映像を編集、悪用するなどして情報操作を行うのを未然に防ぐため、この事案を公表したと説明していた。



