8歳で津空襲を経験した津市の亀井カノンさん(89)が27日、津市一志町八太の市コミュニティプラザ川合で、放課後児童クラブの子どもたち約40人を前に、自らの体験を語った。
「熱くて怖くて臭かった」 避難の記憶
当時、栗真村(現在の三重大学周辺)に住んでいた亀井さんは、1945年6月26日、空襲警報のサイレンが鳴ると、防空ずきんをかぶって自宅近くの防空壕に避難。真っ暗な中、「ヒュルヒュルと気持ちの悪いお化けのような音」が響き、爆弾が落ちてきたという。
同年7月28日深夜にも空襲があり、母親に起こされ、津駅を目指した。「熱くて怖くて臭かった。町が燃え、頭上のB29がギラギラ光っていた」。国鉄の列車に乗って、家族とともに津市を脱出したが、親戚は亡くなったという。
「次の世代に平和を継いでいきたい」 今後の決意
講演後、亀井さんは「次の世代に平和を継いでいきたい。これまで80回講演してきたが、何とか100回までやりたい」と今後も続ける考えを示した。
講演を聞いた小学4年の児童(9)は「こういう経験はつらい。戦争はしたら駄目」と話していた。



