30年前のタイムカプセル開封、津波逃れた「未来へのメッセージ」
30年前のタイムカプセル開封、津波逃れたメッセージ

宮城県女川町で15日、約30年前に埋められたタイムカプセルの開封式が行われた。東日本大震災による津波の被害を免れたカプセルには、当時の児童たちが書いた「未来へのメッセージ」が残されていた。

1997年に埋められた「2026年への贈り物」

「2026年への贈り物」と名付けられたタイムカプセルの埋設は、町の記念事業として行われた。1997年3月12日、当時小学6年生だった町内の全児童135人が、雑誌や手紙などを女川町総合運動場の地中に埋めた。開封は、町制施行100周年の2026年と決められていた。

目印として建てた記念碑には、児童のメッセージを刻んだ陶板が埋め込まれている。

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津波を免れたカプセル、開封に約60人が駆けつける

女川町は2011年の東日本大震災で最大14.8メートルの高さの大津波に襲われ、827人が犠牲になるなど壊滅的な被害を受けた。運動場は町中心部の高台にあり、タイムカプセルと記念碑はそのまま残った。

開封式には、当時児童だった約60人が駆けつけた。1984、85年生まれで、今ではみんな40代だ。代表して東京都品川区の会社員、古城(旧姓・東海)春菜さん(41)と、女川町の漁師、鈴木洋輔さん(42)の2人が、須田善明町長とスコップで土を掘り起こした。

「これ、私だ!」よみがえる懐かしい記憶

出てきたカプセルは直径60センチほど。参加者たちは、自分が書いた手紙や雑誌を見つけると「これ、私だ!」と声を上げ、懐かしい記憶をよみがえらせていた。

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