プーチン風刺のロシア人画家殺害、ポーランドで容疑者逮捕 首相発表
プーチン風刺のロシア人画家殺害、ポーランドで容疑者逮捕

ポーランドのドナルド・トゥスク首相は18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を風刺していたロシア人アーティストの殺害に関与した疑いで、警察が男1人を逮捕したと発表した。

トゥスク首相はX(旧ツイッター)への投稿で、15日に発生したこの殺人事件の容疑者について「ジョージアのパスポートを使用している」と明らかにし、「当局が事件の黒幕(主導者)の特定に向けて動いている」と付け加えた。

当局によると、セミョーン・スクレペツキーとして知られるロベルト・クゾフコフさんは、ポーランド東部ビャワポドラスカで射殺された。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

トゥスク首相は17日時点で「政治的殺人」の可能性が高いとの見方を示し、「もしこれがロシアによる(暗殺の)指示だったとすれば、国際的な規模に発展する極めて重大な問題だ」と述べていた。

事件に関連し、ベラルーシ国籍の人物2人が一時的に身柄を拘束されたが、その後釈放されている。

風刺画で知られた芸術家

スクレペツキーさんは挑発的とも言える風刺画で知られており、プーチン氏や旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンから、2024年2月に獄死したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏、ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長に至るまで、旧ソ連やロシアの著名な政治家を風刺していた。

代表作の一つは、伝統的な正教会のイコン(聖像画)を再解釈したもので、幼子イエス・キリストを抱く聖母マリアの代わりに、プーチン氏を抱くスターリンの姿を描いたものだ。

スクレペツキーさんは2021年、ロシアで政治的意見を理由に迫害を受ける恐れがあるとしてポーランドに亡命した。

国外でのロシア批判者襲撃相次ぐ

ロシア政府に批判的な人物に対しては、国外でも襲撃の対象となっている。

  • ドイツでは2019年、チェチェン紛争で分離主義派を指揮したゼリムハン・ハンゴシュビリ氏がロシア国籍の男に射殺され、独ロ間の外交危機を引き起こした。
  • リトアニアでは2024年、ナワリヌイ氏の元側近レオニード・ボルコフ氏がハンマーで襲撃された。リトアニア当局はこの事件について、ロシア主導である「可能性が高い」と指摘していた。

ロシア政府はこれら一連の襲撃事件への関与を一貫して否定している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ