夏休み明け「学校行きたくない」…不登校経験者らがエール「あなただけじゃない」
夏休み明け「学校行きたくない」…経験者らがエール

全国の多くの学校で夏休みが明けるこの時期、登校したくないと悩む子どもたちがいる。小中高生の自殺が増える傾向にある中、読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」に、高校生が「夏休み明けの学校に行きたくない」と悩みを寄せ、不登校経験者や親世代からコメントが集まった。

「学校のことを考えるとおなかが痛くなります」

投稿者の「トピ主」さんは、「もうすぐ夏休みが明けて学校が始まるのですが、学校に行きたくないです。学校のことを考えるとおなかが痛くなります」とつらい心境を率直につづる。過去にも小中学校時代、学校へ行きたくないと思うことはあったが、両親が休むことを許さず、休まずに登校する自分を誇らしくさえ感じていたという。

ところが、高校入学後、新たな人間関係になじめず、「うまくしゃべれない自分に劣等感を抱くようになって、過度に人間関係を意識するようになりました」。新学期には文化祭の準備があり、「何も手伝わないと嫌われると思うけれど、することがなさそうで苦痛の時間が長そう」と不安に駆られる。今のクラスにいつもご飯を食べているグループはあるが、「ハブられ気味だし他クラスにしゃべれる人はいるけれど、そこまで仲が良くなくて、どうやり過ごしたらいいかわからない」と打ち明ける。生徒たちがトイレに集まることもあり、安心して身を潜めていられる場所がないといい、「いっそのこと休みたいです」と心の内を明かした。

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「逃げるのもあり」「あなただけじゃない」

「その場所から逃げるのもありだと思うよ」「今までよくがんばってきたね」とトピ主さんをねぎらった「選択」さんは、自身の子どもが不登校を経験し、通信制高校に通っていると明かした。「不登校経験者の子ばかりだから、みんな、痛みがわかるというか、優しい子が多い。我が子は通学があまりできてないんだけど、通信だからテストとスクーリングさえ行っていれば卒業はできそう」と前向きだ。登校したときには、他の生徒たちから声をかけられ、仲のいい学友もできたそうで、「つらいなら、その場所から逃げるのもありだと思うよ」と提案した。

「あなたの投稿を見つけられてよかった」と書き込んだ「ここもれび」さんも、「同じような気持ちを抱えている」と打ち明け、「私には友達がいなくて、クラスメートから避けられたり、私についてのウワサを流されたりしています」と自らの状況を説明。「学校がまるで自分にとっての刑務所のように感じるようになってしまい、もう学校に行きたくないと思うほどです」とつづり、「あなたと同じような状況にいる人はあなただけではないということを知ってほしい」とエールを送った。

「無理して行かなくてもいい」一方で「決戦の時」と戒めも

「学校を休みたい」と訴えるトピ主さんに、「無理して学校へ行かなくてもいい」「しんどければ休んでいいよ」と寄り添うコメントが目立つ一方で、やや厳しいコメントも寄せられた。高校時代に欠席することが多く、出席日数ギリギリだったという「匿名」さんは、「不登校は夏休み明けが決戦の時」というタイトルで、「世の中不登校に寛容になってはいるけれど、そこから立ち直るのは、夏休み明けに学校に行くよりもずっとずっと困難なのが大人の社会の現実だと覚悟してください」と戒める。「どんなに嫌だ、やりたくない、サボりたいと思っていても、1歩踏み出してやり始めたら意外といけちゃう? なんでもやれちゃう? そんな感じでこなせるもの。諦めないで強くなってほしいです」と願いを込めた。

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「通りすがりな独身」さんは、「ある意味、夏休み明けはリセットのチャンス」と独自の対策を披露する。「取りあえずは、誰と決めずに朝、教室に入った瞬間、『おはよう!』と言いましょう。それで何か言われたら、『変わろうキャンペーン? 推薦入試とかだと、あいさつの印象大事だって聞いてさ、鍛えているところ?』とかうまいこと言いましょう」とアドバイス。「あまり深く考えても気分は沈むだけ。夏休みは明けます。プレ練習として、明日の朝はご家族に元気にあいさつしましょう」と助言した。

社会人でも、日曜日の夕方頃になるとゆううつになるように、子どもたちが長い夏休みの後に学校へ行くのがおっくうだったり、不安に感じたりするのは、自然なことなのかもしれない。高校1年の夏休みに学校が嫌になったという「szk」さんは「しんどければ行かなければいい」と言い切る。親に「学校辞めるけど、大学は行きたいので、大検から大学受験するわ」と告げたとき、母は「いいよ」、父も「まあ好きなようにせい」との反応だったという。「そのときは不安いっぱいでしたが、何とかなっていますし、後悔はないです」と振り返る。

きっと、当時は「szk」さんの両親も不安だったはずだ。激励や鼓舞も大事だが、子どもの不安にそっと寄り添ってあげられる人が身近にいると、どんなにか心強いに違いない。