大阪市北区の新御堂筋で3月に発生した鋼鉄管隆起事故で、市から工事を受注した共同企業体(JV)の代表企業「大豊建設」(東京都)は6日、ホームページで謝罪文を公表した。「多大なるご迷惑とご不便をおかけし、深くお詫びする」としている。
事故原因は事前検討不足
文書では、事故の原因について「当共同企業体において、地盤特性などの事前検討およびリスク評価が不十分であった点にある」と説明した。
事故は3月11日、大阪市北区の幹線道路「新御堂筋」の高架下道路で発生。地中に埋設された鋼鉄管(内径約3.5メートル、全長約27メートル)が地上約13メートルまでせり上がり、周辺では最長で15日間、交通規制が行われた。
市の調査報告書と追加負担
市は5日に公表した調査報告書で、JV側が軟弱な粘性土層の地盤と鋼鉄管の隙間を埋める「充填剤」を使わない工法を採用したことなどから摩擦力が不足し、地下水の浮力で鋼鉄管が押し上げられたと指摘。事故の責任は「受注業者にある」と結論付けた。
市は浸水対策工事の再開に向け、JV側に約1億5500万円を追加負担させる。横山英幸市長は6日の定例記者会見で「今回の事案は交通への影響も含めて大きかった。事業者の負担で修繕などを行った上で(再開に)対応していく」と述べた。



