韓国の李在明政権が調整を進める内閣改造で、法相候補に指名された左派系与党「共に民主党」の金勝源議員が19日、記者会見を開き、就任を辞退する考えを表明した。製薬会社の新薬臨床試験が承認されるよう政府に口利きした過去の疑惑に批判が集まっていた。
閣僚候補6人中2人目の辞退
8月30日に指名された6人の閣僚候補のうち、辞退に追い込まれたのは性平等家族相候補だった左派系野党「基本所得党」議員に続き2人目。支持率下落にあえぐ李在明大統領にとってさらなる打撃となった。
金氏は李氏が大統領就任前に起訴された事件を巡り、起訴取り下げを目指す与党議員グループの共同代表を務めた経歴があり、李氏肝いりの人事だと目されていた。国会の人事聴聞会を15日に終えていたが、李氏は18日の記者会見で、金氏の任命について「国民の目線に合わせ、慎重に決める」と説明。金氏は19日、「国民の目線に及ばなかったことを重く受け止め、力不足を反省する」と語った。
大統領支持率は37%に低迷
韓国ギャラップによると、李氏の支持率は5月まで6割台だったが、政権発足から1年を迎えた6月以降、下落傾向が続いている。18日に発表された最新の支持率は37%にとどまり、不支持率は56%に上っている。



