「孤独死」は決して他人事ではない。身元不明のまま遺体が引き取られないケースが増えている。そんな中、NPO法人が遺体を引き取り、葬儀を行い、遺骨を保管する活動を続けている。
年間約200体の遺体を引き取り
東京都内で活動するNPO法人「遺体引取・葬儀支援センター」は、年間約200体の身元不明の遺体を引き取っている。多くは孤独死した高齢者で、親族がおらず、あるいは親族が引き取りを拒否したケースだ。
同法人の代表者は「孤独死は特別なことではなく、誰にでも起こり得る。身寄りがない人だけでなく、家族がいても連絡がつかない場合もある」と話す。
葬儀から遺骨保管まで
引き取った遺体は、火葬し、遺骨を納骨堂で保管する。費用は寄付や補助金で賄われている。遺骨は、身元が判明すれば親族に引き渡されるが、長期間保管されるケースも多い。
同法人は、孤独死を防ぐための地域コミュニティの重要性も訴えている。代表者は「一人暮らしが増える中で、近所同士の見守りや、行政による支援の充実が必要」と指摘する。



