北京最高峰ビルに小型機衝突、パイロット死亡と13人負傷
北京最高峰ビルに小型機衝突、パイロット死亡

中国北京市の最高層ビル「シティックタワー」(中国尊)に小型飛行機が衝突する事故が発生し、操縦していたパイロット1人が死亡、現場で13人が負傷したことが、当局の発表で明らかになった。事故は2026年6月26日に発生し、当局は27日に初めて公式声明を発表した。

事故の概要と被害

北京市朝陽区当局がメッセージアプリ「微信(WeChat)」で公開した声明によると、27日午後5時55分(日本時間同午後6時55分)、「単発2人乗りの軽飛行機が高層ビルに衝突した」という。機体にはパイロット1人のみが搭乗しており、死亡が確認された。また、現場で13人が負傷したと発表されたが、負傷者の詳細な状態は明らかにされていない。

シティックタワーは地上108階建て、高さ528メートルで、北京で最も高いビルである。最大収容人数は約1万2000人。事故後、ビル上層階に穴が開いているのが確認され、AFP記者もこれを目撃した。

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現場の状況と目撃情報

目撃者によると、ビルのふもとには飛行機の破片が散乱し、近くのビルから撮影された動画には、タワー地上付近の張り出し部分で発生した小規模な火災に向けて消防車が放水する様子が映っていた。現場には警察車両や救急車が多数集まり、警察官は野次馬が写真を撮るのを制止していた。

現場にいた航空ファンの学生は、SNS上で事故の動画や画像、関連投稿が当局によって急速に削除されていると証言した。この情報統制の動きは、安全管理上の不手際を隠蔽しようとする意図を示唆している可能性があると指摘されている。

原因調査と情報管理

当局は事故原因について詳細な調査を進めているが、現時点では原因の詳細は明らかにされていない。27日に発表された声明は中国メディアではほとんど報道されず、情報の検閲が行われている可能性が指摘されている。この異例の事故は、北京の中心部での航空安全に対する懸念を引き起こしている。

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