能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の重要文化財「旧角海家住宅」で、伝統工法による復旧工事「令和の大改修」が着工した。国の補助を受けて進められ、2028年度の完成を目指す。
地震による被害と復旧の経緯
旧角海家住宅は、江戸時代後期に建てられたとされる大型の町家で、国の重要文化財に指定されている。今回の地震では、屋根瓦の落下や壁の崩落、柱の傾きなど、建物全体に深刻な損傷が生じた。
復旧工事では、当時の技術や材料を再現する「伝統工法」を用いる。文化庁の指導のもと、解体調査を経て、部材の補修や組み直しが行われる。工事期間は約2年を見込み、2028年度中の完了を予定している。
「令和の大改修」の意義
関係者によると、今回の工事は「令和の大改修」と位置づけられ、被災した文化財の復旧を通じて、地域の歴史や文化を次世代に継承することを目的としている。工事の進捗状況は、随時公開される予定だ。



