飲酒運転体験会に記者が参加 脱輪や一時不停止を経験
飲酒運転体験会に記者が参加 脱輪や一時不停止

福岡県警八幡西署は、飲酒運転の危険性を伝える体験会を北九州市八幡西区の黒崎ドライビングスクールで開いた。参加した記者は、酒に酔った状態で運転し、脱輪や一時不停止を経験した。

ビール2本とハイボール3本で呼気0.52ミリ・グラム

体験会は7月中旬に開催され、参加者はまずコースを試走し、駐車スペースや道路の狭さ、一時停止標識を確認した。その後、約1時間かけて350ミリ・リットル入りのビール(アルコール度数5%)2本とハイボール(同7%)3本を飲んだ。酔いが進んだ状態での呼気検査では、酒気帯び基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリ・グラム)の3倍超となる0.52ミリ・グラムを検出。中には0.96ミリ・グラムを検知した人もいた。

ハンドル操作が大胆になり脱輪

飲酒運転体験が始まると、滑り出しは良かったものの、試走では慎重だったハンドルさばきが大胆になり、駐車スペース前の道路で前輪が半分脱輪した。一時停止の場所では十分に止まりきれず、インストラクターから「一時不停止です」と指摘された。記者は「もし住宅街だったら家の壁にこすっていた。最悪の場合、人を傷つけたりしたかもしれない」と振り返った。

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参加者「同僚に伝えていく」 県警は撲滅を呼びかけ

参加した西鉄バス北九州・八幡自動車営業所の吉田一樹助役(35)は「思ったよりスピードを出していた。同僚に飲酒運転させないよう、今回の貴重な経験を伝えていく」と語った。県警によると、県内の飲酒運転事故件数は、3児が死亡した2006年に650件だったが、2023年に統計が残る1965年以降最少の87件に減少。しかし、翌年96件に増え、2025年も同数と下げ止まっている。八幡西署の高瀬雅典・交通課長は「酔った状態では普段しない運転をしてしまう。悲惨な事故につながり、自他の家庭を崩壊させる。飲酒運転『しない』『させない』を徹底し、撲滅しよう」と力を込めた。

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