白トラにヒラメ輸送委託か、改正法後初の荷主検挙へ 警視庁
白トラにヒラメ輸送委託か、改正法後初の荷主検挙へ

警視庁は23日にも、国の許可を得ていない「白ナンバー」のトラック(白トラ)で営業する業者と知りながら、生きた養殖ヒラメの運送を依頼したなどとして、水産物輸出入会社「サントラスト」(松山市)と代表取締役の男性(57)を貨物自動車運送事業法違反(無許可業者への委託)の疑いで東京地検に書類送検する。白トラで荷物を運んだ愛媛県宇和島市の運送会社についても同法違反(無許可経営)の疑いで調べている。

捜査関係者への取材でわかった。

下関から豊洲へ、約400匹のヒラメ

捜査関係者によると、容疑は4月、2回にわたり、国の許可を受けていない運送業者に、山口県の下関港から東京都江東区の豊洲市場まで、生きた養殖ヒラメ計約400匹を運送するよう有償で委託したというもの。

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運送業者の白ナンバー車は、サントラストが仕入れたヒラメを下関港などで積み込み、徳島市の市場を経由して豊洲市場まで運んでいた。積み込みから荷下ろしまで一人で担い、約1100キロに及ぶ約16時間の運転中、ほとんど休憩を取っていなかったという。

改正法で荷主も処罰対象に

白トラは国の許可を受けた運送事業者のような運行管理が及ばず、長時間運転や過積載など安全管理が不十分になりやすいとされる。今年4月に施行された改正法で、白トラと知りながら運送を委託した荷主も処罰対象となり、この規定を適用して検挙するのは今回が全国初という。

書類送検とは、警察が任意で捜査した結果を、証拠資料などとともに検察官に送る手続きのこと。今後は検察側が捜査し、刑事責任を問えると判断すれば、起訴して裁判にかけるか、罰金を求めて略式起訴する。一方、不起訴処分と判断すれば、罪には問われない。

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