アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからイスラエルのテルアビブへ向かっていた「フライドバイ」の旅客機が30日、サウジアラビアの空港に緊急着陸した。操縦士が飛行中、もう1人の操縦士を刃物で刺し、機体の墜落を試みたという。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が発表した。
機内で何が起きたのか
発表によると、機体は飛行中に旋回しながら急降下した。乗客が乗務員とともに操縦室に乗り込み、機体のシステムを破壊しようとしていた操縦士を取り押さえたという。その後、機内にいた別の操縦士が急きょ、操縦室に入って機体を安定させた。ロイター通信によると、機体は30秒間で約4300メートル急降下したという。
緊急着陸と負傷者の状況
機体はサウジ北西部のタブーク空港に着陸した。乗客約180人のほとんどがイスラエル人で、重傷者はいなかった。
容疑者の身元と反応
刃物で刺した操縦士はサウジ当局に逮捕された。ロイターによると、この操縦士はオマーン国籍で、動機は不明だ。イスラエルのカッツ国防相は同日、「(イスラム教の)ジハード(聖戦)主義者によるテロ未遂だった」との見方を示した。