消防隊員2人が殉職した昨年8月の大阪・道頓堀でのビル火災は18日で発生から1年を迎えた。現場ビル前には献花台が設けられ、近隣住民や消防の同僚ら多くの人が2人の冥福を祈った。
消火活動に当たった同僚らの思い
1年前、ともに消火活動にあたったという大阪市消防局の50代男性は「2人を思って業務に取り組んでいる。ずっと背負って生きていき、絶対に忘れてはならない」と手を合わせた。広島県から訪れた40代の男性消防士は「使命感を持ち、とても勇敢に仕事を全うされた」と語った。
現場の今と火災の教訓
現場ビルは今でも燃えた壁面の全体が銀色のカバーで覆われたまま。当時、火災を目撃した70代女性は「激しく燃える炎の中で懸命に活動し、犠牲になった2人を思うと、胸が痛い」と声を詰まらせた。
大阪府警は今年7月、たばこの不始末で火災を招いたとして、重過失失火容疑で男(35)を書類送検した。大阪府高槻市の介護福祉士、中村圭介さん(50)は「軽い気持ちのポイ捨てで命が失われる。この火災を教訓に喫煙者の意識が変わってほしい」と訴えた。



