最大震度7を記録した熊本地震は28日で発生から1か月が経過した。この間、岡山からも多くの団体が被災地に入り支援を続けてきた。熊本県八代市で炊き出しを行ったNPO法人「災害支援団ゴリラ」(岡山市)もその一つで、19日までの10日間の活動を終えて戻ったメンバーが取材に応じ、現地の状況を語った。
八代市立第四中学校での活動
同NPOが活動したのは、100人以上が避難所生活を送っていた八代市立第四中学校。10日から活動を始めたが、避難所には当時、パンやカップ麺、菓子は十分な量があったものの、これまでの被災地同様、栄養バランスが心配されていた。
そこで提供したのは、肉じゃがや中華野菜炒め、クラムチャウダーなどで、野菜をふんだんに取り入れることを意識した。近隣施設や自宅避難者、ボランティアらを含め、約190~400人分の夕食を10日間作り続けた。
猛暑の中での調理と感謝の声
活動には困難も伴った。猛暑日が続く過酷な環境で、調理場所は体育館の軒下。扇風機でも熱気を払えず、熱中症対策で常に水分を補給しながらの作業だった。それでも、避難者らから「温かくておいしい」「野菜を食べることができた」などと寄せられる感謝の声が励みになったという。
同NPO副理事の中上しのぶさん(58)は「おいしい食事で少しでも元気をつけてもらえたらとの思いだった」と振り返り、「被災者の方々が早く日常生活を取り戻せることを願っている」と語った。



