ネパールと中国の国境地帯で26日に発生した大規模な土石流をめぐり、在ネパール日本大使館は27日、ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れていないと明らかにした。地元メディアは両国で計160人が死亡したと報じており、ネパール北部ラスワ郡や中国チベット自治区南部シガツェなどで救助活動が続いている。数百人が行方不明とみられ、被害はさらに増える可能性がある。
ネパール側の被害状況
土石流の原因は明らかになっていない。ネパール紙カトマンズ・ポストによると、同国側の死者数は157人に上る。現地はチベットの聖地への巡礼者や登山客が訪れる地域で、外国人391人を含む数百人と連絡が取れていない。
ラスワの税関職員は同紙に「巨大な波のような洪水が押し寄せ、建物をのみ込んだ」と語った。国境検問所付近の300台超の車両が流されたという。
中国側の被害と救助活動
中国中央テレビによると、中国側では27日午前時点で3人が死亡、558人が行方不明となっている。上海市共産党委員会機関紙・解放日報系の上観新聞(電子版)などは、建物やバスが土砂にのみ込まれる動画を配信した。
両国では救助活動が続いており、被害の全容はまだ明らかになっていない。日本人5人の安否を含め、情報収集が進められている。



