蓮池ハツイさん通夜、透さん「24年目に母他界、感じるものある」
蓮池ハツイさん通夜、透さん「24年目に母他界」

北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さん(68)の母で、8月7日に94歳で死去したハツイさんの通夜が10日、新潟県柏崎市の葬儀場で営まれた。被害者の救出に尽力したハツイさん。長男で喪主の透さん(71)は取材に応じ、「弟(の薫さん)が拉致から24年目に母と再会し、再会から24年目に母が他界した。感じるものがある」と述べた。

24年目の偶然

薫さんは昭和53年7月、妻の祐木子さん(70)とともに柏崎市内の海岸で拉致され、それから24年目の平成14年10月に帰国し、家族との再会を果たした。ハツイさんが亡くなった今年は、帰国からくしくも24年目に当たる。

透さんによると、ハツイさんの担当医からは余命が長くないことを伝えられていたといい、弟の薫さんも母の死にショックを感じながらも覚悟していたのではないかと推察した。

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最期の日々と遺志

ハツイさんは亡くなる2日前の8月5日までは、家族の呼びかけに答えていたといい、7日になって容体が急変した。ハツイさんは生前、拉致問題に進展がないことについて「国は何をやっているのか。ちゃんとしなくてはだめだ」と盛んに言っていたという。

薫さん夫妻が拉致されて以降、ハツイさんは夫の秀量さん(98)と行方を捜し続けた。平成9年3月には、他の被害者家族と家族会を結成し、街頭で署名を集めるなどして政府に早期救出を訴えた。

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