国定公園の違法建築、日南市に2億4600万円賠償命令 東京地裁
国定公園の違法建築、日南市に2億4600万円賠償命令

宮崎県の日南海岸国定公園内に違法建築をしたのは、日南市職員から適切な説明がなかったためだとして、東京都内のコンサルティング会社が市に賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁(舟橋伸行裁判長)であった。判決は「市職員が職務上の注意義務を尽くさなかった」と認め、約2億4600万円の支払いを市に命じた。

建築中に自然公園法違反が発覚

問題となったのは、同社が日南海岸国定公園内に新築した日南市伊比井の2階建て住宅。建築中だった2023年4月ごろ、自然公園法の規制に反することが発覚した。住宅は完成したが、県は2025年3月、違法建築を理由に原状回復命令を出した。

市の主張を退け、賠償を認定

裁判で市側は、建築予定地が自然公園法で規制される地域に指定されていることを、設計を請け負った業者に市職員が説明したと主張した。

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だが判決は、市の主張は「不自然で採用できない」として退け、規制に関する説明はされていなかったと判断。この土地では建物の新築に関して厳しい制限があるため「およそほとんどの建築について許可を得る見込みがないことは一見して明白だった」とも述べた。

そのうえで、コンサルティング会社が建築業者などに負担すべき代金を損害と認め、市に賠償を命じた。

市のコメント

日南市は「判決内容を精査して今後の対応を検討する」とコメントしている。

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