長野県警松本署は21日、岡山県津山市の会社員の男(55)を種の保存法違反(捕獲などの禁止)の疑いで逮捕した。男は同日午前10時頃、長野県松本市安曇の乗鞍高原で、捕獲や譲渡が禁じられている国内希少野生動植物種のチョウ「コヒョウモンモドキ」のメスの成虫1匹を捕獲した疑い。同署によると、コヒョウモンモドキの捕獲で同法が適用されたのは全国初という。
住民の通報が端緒に
近隣住民から「チョウを捕まえている人がいる」との情報が環境省中部山岳国立公園管理事務所(松本市)に寄せられ、同省と同署がパトロールしていた。男は容疑を認めており、「捕まえてはいけないことは知っていた」と話しているという。
絶滅危惧種に指定
コヒョウモンモドキは2023年に国内希少野生動植物種に指定され、環境省のレッドリストで近い将来に絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IB類」に分類されている。



