「けんか七夕」勇壮に 「うごく七夕」華やかに 陸前高田
「けんか七夕」勇壮に「うごく七夕」華やかに 陸前高田

陸前高田市の夏の風物詩「けんか七夕」と「うごく七夕」が7日に行われ、市街地は熱気や歓声に包まれた。七夕飾りで彩られた勇壮で華やかな山車が市内各地を練り歩いた。

「けんか七夕」900年の歴史、迫力の勝負

気仙町今泉地区のけんか七夕は900年以上前に始まったとされ、県の無形民俗文化財に指定されている。最大の見せ場の「けんか」は、フジのつるなどで山車に固定された長さ約15メートルのスギの丸太「かじ棒」をぶつけ合い勝敗を競う。

同日夜、山車頭の「引けー」というかけ声を合図に「けんか」が開始。地元住民らが力いっぱい綱を引いて2台の山車をぶつけ合う迫力に、周囲の観客からは大きな歓声が上がった。

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気仙町けんか七夕祭り保存連合会の佐々木冨寿夫さん(73)は「人手不足という課題はあるが、祭りで皆を元気にしたいという気持ちは変わらない。今後も続けていきたい」と笑みを浮かべた。

「うごく七夕」幻想的な夜、松原祭組が7年ぶり復活

高田町のうごく七夕は日没後、各地区の祭組の山車10台が市中心部に集結。きらびやかな電飾が醸し出す幻想的な雰囲気の中、「ヨーイ、ヨイッ」のかけ声や、軽快な笛、太鼓によるおはやしに合わせ、自慢の山車を引き回した。

東日本大震災で担い手が犠牲になり、2020年以降参加を断念していた松原祭組の山車が7年ぶりに復活。代表を務める中里哲さん(48)は「新しく入ってくれた若手とともに久しぶりに山車を引くことができて感慨深い。七夕飾りの作製に興味を持ってくれた若者に伝統の継承をしていきたい」と息を弾ませた。

うごく七夕では、山車に熊本地震の被災地を励ますメッセージが掲げられた。

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