ソウル・梨泰院(イテウォン)で2022年10月29日に起きた雑踏事故から、29日で4年となる。日本人2人を含む160人(関連死を含む)が犠牲になったこの事故をめぐり、外国籍の犠牲者の遺族らが24日、事故現場を訪れ、亡くなった家族を悼んだ。
10カ国から18人の遺族ら35人が来韓
事故が起きた当時、繁華街の梨泰院ではハロウィーンを楽しもうと大勢の若者らが集まり、狭い坂道の周辺で人々が折り重なるように倒れるなどして多数の死傷者が出た。追悼行事の主催者によると、犠牲者には日本人2人を含む14カ国計26人の外国人が含まれている。
事故から4年になるのに合わせ、日本やイラン、ロシア、中国、フランスなど10カ国から18人の犠牲者の遺族ら計35人が韓国を訪れる予定で、すでに到着した遺族らがこの日の追悼行事に参加した。
遺族らが真相究明と再発防止を訴え
遺族らは事故現場で、悲嘆の表情で白い花を手向けた。その後、事故の真相究明や責任追及などを訴える韓国人犠牲者の遺族や市民らとともにソウル市内を行進した。
夕方からソウル市庁前の広場で開かれた「市民追悼大会」にも、外国籍の犠牲者の遺族らが参加した。イランから来た遺族は壇上で「遺族にとってこの惨事は単なる過去の痛ましい記憶ではない。経緯と原因を徹底的に調査し、このような惨事が二度と繰り返されないよう、実質的な対策が講じられることを願う」と訴えた。
特別調査委員会の調査続く
事故をめぐっては、韓国で特別調査委員会による調査が続いている。遺族らは事故が起きた根本的な原因や、警察など関係機関の対応の問題点を明らかにするよう求めている。
追悼大会に参加した韓聖淑(ハンソンスク)首相は「惨事に対する捜査と特別調査委員会の調査が徹底的に行われるよう、必要な支援と協力を尽くす」と述べた。事故から4年となる29日には、政府などが主催する公式の追悼行事が行われる。