米国北部メーン州ビデフォードで13日、米移民・税関捜査局(ICE)の職員が男性を射殺する事件が発生した。移民支援団体は、死亡したのは26歳のコロンビア人男性であると特定した。この事件は、ドナルド・トランプ大統領の移民政策に対する批判をさらに高める可能性がある。
事件の詳細と経緯
事件は人口約2万2000人の町ビデフォードで発生。ICE職員が退去命令の執行に伴う取り締まりを行っていた際、対象者が車で逃走を図り、職員に向かって車を走らせたため、職員が発砲し、対象者が死亡したとメーン州司法長官事務所は発表した。職員は警察関与の発砲事案のプロトコルに従い休職となる予定で、FBIも調査を行っている。
目撃者のルーカス・スコットさんは地元メディアに対し、13日午前中に複数のICE職員が白いセダンを取り囲んでいるのを見た後、少なくとも4発の銃声を聞いたと語った。
移民支援団体の反応と被害者の状況
移民支援団体「メーン移民権利連合」と「プレセンテ・メーン」は、死亡した男性が26歳のコロンビア人であることを明らかにしたが、氏名は公表していない。両団体によると、男性は米国で就労する許可を得ていたという。
ICEに対する批判の高まり
この事件の1週間前には、テキサス州でICE職員がメキシコ人男性を射殺する事件が発生している。ICEを監督する国土安全保障省は、今回の事件について即座にコメントを出さなかった。
トランプ氏の移民取り締まりを執行するICEの重武装した職員は、攻撃的な戦術と、今年ミネアポリスで発生した米市民2人の射殺事件を巡り、全国的な反発を受けている。今回の事件は、こうした批判をさらに強めるものとなりそうだ。



