福岡県篠栗町の国道201号(八木山バイパス)で13日朝発生したダンプカーと準中型トラックの正面衝突死亡事故で、県警は14日、ダンプカーを運転していたアルバイトの保科政弘容疑者(69)=春日市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで逮捕したと発表した。保科容疑者は「逆走していた。道を間違えた」と供述し、容疑を認めているという。
事故の概要と逮捕容疑
逮捕容疑は13日午前6時55分ごろ、篠栗町篠栗の八木山バイパス下り1・8キロポスト付近で、前方を注視せずにダンプカーを運転し、対向してきた準中型トラックと衝突。運転していた鮮魚配送会社社員の疋田智治さん(53)=福岡市東区=を出血性ショックで死亡させたとしている。粕屋署によると、現場は中央分離帯のある片側2車線の有料道路で、防犯カメラには保科容疑者のダンプカーが料金所手前でUターンする様子が映っていた。
逆走の経緯と背景
料金所から事故現場までの約1.5キロにわたり、保科容疑者は逆走を続けていた可能性がある。同署によると、保科容疑者は残土や石などを運送する会社から単発で仕事を請け負っていた。事故当日、通行料金を支払うため料金所に接近したものの、何らかの理由でその場でUターンし、進行方向とは逆の車線に入り込んだとみられる。
現場の状況と今後の捜査
事故発生直後、周辺のドライバーから「ダンプが逆走している」との通報が複数寄せられていた。県警は保科容疑者の逆走の動機や経緯について詳しく調べるとともに、運送会社の業務管理体制についても捜査を進める方針。疋田さんの家族は「なぜこんなことが起きたのか」と深い悲しみに暮れている。



