警視庁特別捜査課は17日、所在国外移送目的誘拐などの疑いで、指定暴力団住吉会系組員の山尾輝斗被告(26)=所在国外移送目的誘拐罪で起訴=を再逮捕した。山尾被告は、都内で知り合った10代の女性を海外の特殊詐欺拠点に送る目的で誘拐したとされる。
「1週間で500万円稼いでいる子もいる」と勧誘
逮捕容疑は、何者かと共謀し、令和7年10月上旬ごろ、東京都墨田区で、都内に住む10代だった女性に「海外で稼げるよ。1週間で500万円稼いでいる子もいる」などと言い、荒川区の宿泊施設に誘拐した上で、女性をマレーシアに移送したとしている。
特捜課によると、女性は新宿区歌舞伎町の「トー横(東宝ビル横)」周辺で知り合った知人男性を通じて山尾容疑者を紹介され、詳しい仕事内容を知らないまま出国した。カンボジアやマレーシアの特殊詐欺拠点計4カ所で、「かけ子」をさせられたとみられる。
今年7月に大使館に駆け込み発覚
今年7月にマレーシアの日本大使館に駆け込み、事件が発覚した。山尾容疑者は国内でかけ子を集めるリクルーター役だったとみられ、これまでに男女4人を海外に移送する目的で誘拐した容疑などで警視庁に4回逮捕された。



