福岡県、不適切講演謝礼89件を公表 半数近くが「ワンヘルス」関連で計約448万円
福岡県不適切謝礼89件 半数近くがワンヘルス関連

福岡県は14日、2021~25年度に県が主催した講演会や研修会において、不適切な謝礼の支払いが計89件確認されたと発表した。不正に支払われた謝礼の総額は約448万円に上る。このうち半数近くの42件が、人と動物の健康と環境の健全性を一体的に考える理念「ワンヘルス」をテーマとした事業だった。

謝礼基準と調査の概要

県が定める謝礼金の基準は、2024年度までは1時間あたり大学教授級で6千円だったが、その後段階的に引き上げられ、2026年度には1万5400円となっている。資料作成などの準備時間も対象となる。県は過去5年間に謝礼を支払った計5777件の講演会や研修会を調査。その結果、89件で手続き上の不正が確認された。具体的には、実態のない打ち合わせや資料作成の準備時間を加算するなどの方法で、謝礼が水増しされていたという。

ワンヘルス関連事業に不正集中

不正が確認された89件のうち、ワンヘルス関連の事業が42件を占めた。特に2024年11月に開催された「県民講演会」では、ワンヘルスを推進する蔵内勇夫・県議会議長を講師として招き、虚偽の打ち合わせや資料作成時間を積算して10万円が支払われていた。県は調査結果を踏まえ、謝礼金に関する新たな執行基準を策定。今後は資料作成の時間を講師側に確認するなどして、適切な謝礼を支払う方針を示した。

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知事らの海外活動費も問題に

同日、福岡県は知事・副知事らの海外活動23件について、総額3億3700万円に上ることも併せて公表した。これらの経費の詳細については引き続き精査が行われる見通しだ。

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