福岡県、蔵内議長への謝礼金で不適切事務処理55分講演に準備15時間45分
福岡県、蔵内議長謝礼金で不適切処理55分講演に準備15時間

福岡県は14日、2021年度から2025年度にかけて支払った講演や研修の講師への謝礼金5777件のうち、実態に即していない資料作成時間を積算するなど不適切な事務処理が89件あったと発表した。

ワンヘルス担当課で半数集中

不適切な事務処理のうち約半数にあたる42件は、蔵内勇夫県議会議長が提唱する「ワンヘルス」構想の担当課で発生した。ワンヘルスは人と動物の健康、環境保全を一体的に考える理念で、県は関連事業を推進している。

2024年11月の県民講演会では、講師を務めた蔵内氏に対しても謝礼金10万円が支払われた。55分間の講演に対し、過去の実績などを参考に準備時間として15時間45分が積算されていた。

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県が再発防止策を指示

県は今回の事態を受け、研修や講演の時間に応じて謝礼金を算出することを原則とする総務部長通知を14日付で各部局に発出した。従来は準備時間を含めた総時間で謝礼を計算していたが、今後は講演時間を基準とし、準備時間は実態に即して積算するよう徹底する。

県の担当者は「適正な事務処理が行われていなかったことを重く受け止め、再発防止に努める」とコメントしている。

背景と今後の影響

謝礼金の不適切処理は、県民の信頼を損なう事態として批判を招く可能性がある。特に議長への支払い事例は政治倫理の観点からも注目され、県議会での議論が予想される。県は今後、全庁的な点検を実施し、同様の事例がないか確認を進める方針。

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