福岡県議会での金銭授受疑惑を巡り、江藤秀之議員(自民党県議団所属)が27日、県庁で記者会見し、2020年6月の副議長就任前に、当時の県議団幹事長だった中尾正幸氏(前副議長)から500万円を要求され、慣例と思って支払ったと証言した。江藤氏が疑惑について会見で言及するのは初めて。
金銭授受の経緯
江藤氏は、同じく副議長就任前の金銭支払いを証言している吉松源昭議員と共に会見に臨んだ。説明によると、2019年12月に中尾氏から「副議長就任に際して500万円いる」と告げられ、2020年1~2月に県議団会長室で中尾氏に500万円を渡したという。
また、2020年4月には県議団幹部との料亭での食事の際、吉松氏と折半した約250万円を菓子袋に入れて渡し、2020年6月のゴルフ会では、当時の県議団相談役・蔵内勇夫議長が立て替えたという400万円の支払いを吉松氏とともに求められ、200万円を吉松氏に渡したと述べた。
今後の活動について
江藤氏は他の議長・副議長経験者に対して「真実を隠したまま県民の負託を受け続けることは難しいと思う。それぞれの議員が真実を述べてほしい」と語った。自身は自民党県議団での活動継続を希望しており、「私よりも県議団にいない方がいい人が多い」と述べた。
一方、中尾氏はこれまで金銭の授受を一貫して否定している。
吉松議員が音声鑑定結果を公表
吉松氏は会見で、中尾氏から1000万円を要求された際に録音したとする音声データについて、専門機関の鑑定結果を明らかにした。その結果、中尾氏の声と同一人の可能性が高いと判定されたという。



