金銭授受疑惑などに揺れる福岡県議会で、議員辞職の意向を示している蔵内勇夫議長(72)が、全国都道府県議会議長会会長の職務を終えた25日午後にも辞職する。蔵内氏が所属する自民党県議団では会派離脱の動きが出ているほか、自民市議らからは県議団の責任を問う意見も上がっている。
辞職願は副議長に提出済み
議会事務局によると、蔵内氏の辞職願は事務局を通じて板橋聡副議長に提出された。蔵内氏は同日午後2時から東京都内で行われる女性議員研究交流大会に出席する予定で、終了後に辞職願が許可される見通し。選挙区の筑後市は1人区のため、県選挙管理委員会が欠員の通知を受けてから50日以内に補欠選挙が実施される。
自民県議団から初の会派離脱者
自民県議団の渡辺勝将会長によると、神崎聡議員(当選4回、田川郡選出)から24日、会派退会の申し出があり、受理された。一連の問題発覚後の離脱者は初めてで、所属議員は39人になった。
一方、福岡市議らが支部長を務める七つの自民支部は25日、自民福岡県連に体制刷新や県議団への指導などを求める要望書を27日に提出する方針を明らかにした。県連幹部は自民県議が占めている。
後任議長選びが焦点に
県議会の定例会は9月9日に開会予定で、後任の議長選びも焦点になる。これまで最大会派の自民県議団から選出されてきたが、渡辺氏は候補を出さない選択肢もあり得るとの考えを示している。
金銭授受疑惑を巡っては今後、日本弁護士連合会の指針に基づく第三者委員会の調査が行われる。真相解明に向けて、蔵内氏は辞職後も調査に応じるべきだとの意見が上がっている。



