元ラグビー選手の萩原蓮さん、消防士に転身 20キロ装備で訓練に励む
元ラグビー選手の萩原蓮さん、消防士に転身 20キロ装備で訓練

ラグビー・リーグワン2部の九州電力キューデンヴォルテクス(福岡市)で活躍した萩原蓮さん(30)は今春、現役引退し、福岡市消防局所属の消防士になった。来年4月に市内の消防署に正式配属される見込みだ。現在、地域の安全と人命を守る一人前の消防士として現場に立つため、消防学校で基礎を学んでいる。

「結索、よーーし」 約20キロの装備で訓練

今月5日、福岡市早良区の市消防学校体育館に、防火衣にヘルメット、空気ボンベなど総重量約20キロの装備一式を身にまとった元ラガーマンの声が響いた。重さ約35キロの金属製伸縮はしごを体育館2階部分にかけて登り、上に取り残された人に見立てた人形をロープを使ってつり下ろす訓練の一コマ。教官から「声が小さい」「3点支持を意識」と指導を受けながら真剣な表情で取り組み、「現場で通用するスピード、技術を身につけていきたい」と意気込みを語った。

ラグビー歴は中学から ウィングとして活躍

元々サッカー少年だったが、中学1年のときに顧問に勧誘されたのがきっかけでラグビーを始めた。東福岡高(福岡市)3年のときに、全国高校大会で3大会ぶり5度目の優勝に貢献。法政大を経て2019年、九電に入団した。

1メートル71、88キロ。ウィングとして素早いステップワークを生かした突破と、精度の高いプレースキックでチームの得点源として活躍した。22年に始まったリーグワンでは3部と2部で通算366点を挙げ、うち321点がコンバージョン(トライ後のゴール)とペナルティーゴールだった。