前静岡県伊東市長の田久保真紀被告(56)のパソコンから、偽の大学卒業証書を作る際に使ったとみられるデータが見つかっていたことが25日、関係者への取材で分かった。県警が2月に被告宅を家宅捜索した際に押収したパソコンを解析した結果、判明した。
被告側は「第三者作成」主張
田久保被告側は公判で、証書について「第三者が作成した可能性がある」と訴え、無罪を主張する方針であることも分かった。初公判は年内にも静岡地裁で開かれる見通し。
関係者によると、パソコンはサイバー捜査で解析され、データが発見された。証書は現在、弁護人が保管している。
公判前整理手続きが進行
静岡地裁は5月、検察と弁護側双方が主張や証拠を整理する公判前整理手続きの実施を決定。検察側の証拠開示手続きが進んでおり、検察側はデータを公判の重要な証拠とする考えとみられる。
起訴状によると、被告は東洋大を除籍されていたのに、昨年5月29日~6月4日、卒業者として名前を書き、業者に作成させた偽の学長らの印鑑を押し、卒業証書を偽造。6月4日に市役所で議長らに見せたとされる。市議会の調査特別委員会(百条委員会)で虚偽証言したとする地方自治法違反罪にも問われている。



