福岡県警は22日、日本製鉄(日鉄)に機械用潤滑剤を架空発注し、現金をだまし取ったとして、元日鉄九州製鉄所社員の男(51)(兵庫県加古川市)と別の男(44)(同市)両容疑者ら3人を詐欺容疑で逮捕した。他に逮捕されたのは、取引先の「東光」社長の容疑者(80)(北九州市八幡西区)。
虚偽の納品書で約423万円詐取か
発表によると、3人は共謀して、2024年5月7日~同年6月28日、日鉄と東光の間で潤滑剤を発注して納品が完了した旨の虚偽の納品書兼検定書を日鉄に提出し、計約423万円を詐取した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
約10年で3億円超の架空発注か
県警は、日鉄がこの潤滑剤を15年頃から使用していたが、18、19年頃から使われなくなっていたことから、約10年で3億円超の架空発注があったとみている。日鉄は取材に対し、元社員2人については「就業規則に基づき、厳正に対処した」とし、逮捕については「厳粛に受け止める。社員教育を再徹底し、再発防止に努める」とコメントした。



