埼玉・八潮の県道陥没事故、死亡した運転手の遺族が県を提訴…1億2500万円請求
八潮の県道陥没、遺族が県提訴 1億2500万円請求

埼玉県八潮市で昨年1月に発生した県道陥没事故で、トラックが転落して死亡した運転手の男性(当時74歳)の遺族が県に対し、慰謝料など約1億2500万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴したことがわかった。

陥没の原因と遺族の主張

陥没は、地下の下水道管の腐食で隙間に土砂が流れ込み、地盤に空洞ができたことが原因とされ、遺族側は下水道管を管理する県に瑕疵があったと訴えている。

訴状によると、原告は男性の子供3人。下水道管の周辺と県道は安全な状態で維持、管理されるべきだったとし、公共施設としての安全性を欠いていたと主張している。さらに救出作業が難航したことで、遺族は精神的に不安定な日々を過ごしたとした。

第三者委員会の報告書

事故を巡っては、県が設置した第三者委員会が今年2月に報告書を公表。県が2022年2月に行った現場周辺の下水道管の定期点検でコンクリートの腐食の進行を見逃したとし、「通常以上の意識を払って検討すれば、リスクの高まりを推測できた」と指摘していた。

県知事のコメント

提訴に対し、大野元裕知事は21日、「訴状の内容を精査しており、適切に対応していく」などとするコメントを出した。