沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、平和学習中だった同志社国際高校2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故を巡り、同校を運営する学校法人同志社が八田英二理事長の辞任と同校の西田喜久夫校長の解任を発表したことを受け、遺族の知華さんの両親が26日、「法人の最高責任者が事故の責任を認めたことは重く受け止めている」とするコメントを発表した。
遺族が求める検証と責任の明確化
コメントで両親は「私たちが求めてきたのは、どなたかが職を退くことではなく、なぜ知華が亡くならなければならなかったのかが明らかになり、誰にどのような責任があったのかが事実に基づいて示され、二度と同じことが起きない仕組みが作られることだ」と指摘。「学校法人同志社も同じ考えだと信じている」とつづった。
辞任による検証簡素化への懸念
両親は今月14日、同校と同校を運営する学校法人同志社に中立性や公正性を確保した検証体制の確立と公表を求める緊急要望書を提出。根拠の示されない処分は「幕引き」になりかねないと懸念していた。コメントでは「辞任という区切りによって、検証が簡素になることは避けてほしい」と要望。八田氏が総長職に留まると報じられていることから、「検証の結果に対する責任はこれからもあり続ける」と強調した。
西田校長の解任理由の説明要求
また、「事故前後の対応を含め」た判断から解任と発表されている西田氏については「どのような対応でどのように評価された結果なのか説明を求めたい」としている。



